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2021.1.13

JRPA AWARD『50周年アワード』にTEAM KUNIMITSU高橋国光総監督を選出

 日本唯一のモータースポーツ写真家協会である『日本レース写真家協会(略称JRPA)』は、創立50周年を迎える2021年、さまざまな記念行事を予定していますが、そのなかで、毎年1名の大賞、1名の特別賞を選出している『JRPA AWARD』に加え、50年間の歴史を飾るに相応しい『50周年アワード』として、TEAM KUNIMITSU 高橋国光総監督を選出致しました。

 JRPAでは2005年より「その年いちばんのフォトジェニック」を選ぶ『JRPA AWARD』を、会員(59名)の投票により決定しております。JRPA AWARDは、記録や戦績だけではなく、そのスタイルや立ち振る舞いがいかに魅力的で、常に話題や撮影機会を提供しうる存在であるか、そしていかにフォトジェニックで、取材活動に対して紳士的であるかなどを総合的に判断し、全会員の投票によって選定されています。受賞対象はレーシングドライバー、ライダーのみならず、チーム、監督、さらにレーシングカー、マシンとフォトジェニックなものならば被写体は問いません。

 毎年1名の大賞、1名の特別賞を選出している『JRPA AWARD』を選出しておりますが、2021年は1971年の創立から50周年という大切な節目にあたり、幹事会、実行委員会によるノミネートを経て、JRPAの50年間の歴史において、最もフォトジェニックな存在であった『50周年アワード』として、日本人として二輪ロードレース世界選手権で初めて優勝を飾り、四輪転向後もF1グランプリスポット参戦、自チームを率いてのル・マン24時間クラス優勝を成し遂げるなど、日本のモータースポーツの歴史を作ってきた存在であるTEAM KUNIMITSU 高橋国光総監督を選出致しました。

 高橋国光総監督は、1958年にオートバイレースにデビュー。Hondaのワークスライダーとして1960年からロードレース世界選手権に出場。1961年には西ドイツグランプリの250ccクラスで、日本人として初めて世界選手権での優勝を飾りました。

 1962年には、マン島TTでクラッシュ。一時は生命も危ぶまれましたが、カムバック後は四輪レースへ転向。日産のワークスドライバーとしてスカイラインGT-Rの伝説を作り、1977年にはF1日本グランプリにスポット参戦。全日本耐久選手権での3連覇、さらにル・マン24時間耐久レースでは、自らのチームであるTEAM KUNIMITSUで1994年にHonda NSXを駆りGT2クラス優勝。さまざまな歴史を築き上げてきました。

 さらに、1999年に59歳で現役を引退した後も、GTアソシエイションの会長、さらにTEAM KUNIMITSU総監督として、SUPER GT GT500クラスでの数多くの勝利、そして2018年、2020年のチャンピオン獲得を果たすなど、その存在は日本のモータースポーツの歴史を体現するものであり、佇まい、コース上においても、非常にフォトジェニックなものでありました。

 また我々フォトグラファーに対してのみならず、すべてのモータースポーツ界の仲間、そしてファンに対しても優しく、愛される存在であり、長年に渡る協力に感謝を示し、『JRPA 50周年アワード』を授与します。

2021年  JRPA AWARD『50周年アワード』にTEAM KUNIMITSU高橋国光総監督を選出

2021年  JRPA AWARD『50周年アワード』にTEAM KUNIMITSU高橋国光総監督を選出